都々逸と作詩

都々逸の学びと創作を中心に作詩関連や雑記、散歩写真など。

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忘れなかったことを忘れている

冷房の電源を切るのを忘れていたことに、外出中に気がついた。

「しまった、これはいけない、家を出る前に確認するべきだった」
そう思っても後の祭りである。

 

そして、用向きを終えてやっと帰宅すると、なぜか冷房は切れていた。

これはつまり、留守中に誰かが我が家に侵入して冷房を切った、ということになる。

 

「いや、本当は自分で冷房を切って出掛けたのだが、勘違いしているのではないか」
そう考える人もいるかもしれない。

「冷房を切ることを忘れていなかったことを、忘れている」という指摘である。

言い方を変えれば、
「冷房を切ることを忘れていたのではなく、冷房を切ることを忘れていなかったこと忘れていた」
という意見だ。

そういう意見の連中は、
「私が忘れていなかったこと忘れていた」
と、決めてかかるのである。

 

でも、断じて、そうじゃない。
私は「忘れていなかったこと忘れていたのではなく、忘れていた」のである。

なぜなら、忘れたことをよく覚えているからだ。