都々逸と作詩

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山手線唯一の踏切(散歩写真)

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山手線の第二中里踏切


JR山手線に唯一残る踏切が廃止になることが昨年(2020年)の11月末に決まったようだ。そこで、その踏切の近くを通ったので写真を撮ってきた。

 

場所は駒込駅と田端駅の間である。名称は「第二中里踏切」だ。ちなみに「第二があるなら第一中里踏切もどこかにあるはず」と考える人も多いだろう。第一中里踏切は既に廃止になっていて存在しないが、その名残は第二中里踏切から少し駒込駅寄りに行った所で確認できる。

 

この第二中里踏切は、列車が最も頻繁に走る時間帯には1時間当たりの遮断時間が40分を超えるということで、いわゆる「開かずの踏切」となる

 

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第二中里踏切のピーク時遮断時間は1時間に40分を超える

踏切の利用者もJRも行政も、誰もが別の横断手段ができて早く廃止になることを待ち望み続けてきたことだろうと思う。ようやく廃止が決まったのは、200メートル北東に陸橋を建設することになったからのようだ。

 

この踏切が廃止されれば山手線から完全に踏切がなくなるため、列車に運転手のいない自動運転化も比較的容易になるであろう。実際、その計画も進めいくという噂も聞いた。

夢のような話ではなく、日本国内にも世界にも無人運転の路線はいくつかあり、東京でも私の知る限りでは「舎人ライナー」と「ゆりかもめ」が無人運転のはずだ。自動車の自動運転が実現しそうな時代になっているのだから、山手線にしたところで軌道を走る列車である、自動化はより現実的な話であろう。

 

だが、200メートル北東に作る陸橋は完成までに10年ほどかかるらしい。つまり、この踏切も後10年は存在し続けることになるだろう。

10年後になったらまた行ってみたい。

 

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ここから200メートル北東に線路を横断する陸橋ができるようだ

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陸橋ができるまで今から10年間はこの踏切も残っているのだろう