都々逸と作詩

都々逸の学びと創作を中心に作詩関連や雑記、散歩写真など。

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眠い夢(雑記)

眠くなる夢を見た。 
こんな夢だ。 

 

友人が我が家に遊びに来ていて、急に、 
「眠くなった、寝かせてくれ」 
と、言いだしたのである。 

 

「ああ、寝るのか、寝具の用意がないが」 
私がそう言うと、友人は少し不機嫌な表情をみせたが、 
「それならいいよ、眠いんだ、寝るよ」 
と、そのまま寝転がり眠りに入ってしまった。 

 

すると、どうしたわけか私も眠くなってきた、どうにも眠たくてたまらない。 
「寝よう、眠りに落ちよう」 
意識を失いそうなくらい眠くなった。夢の中で意識を失いそうになったわけであるが、それは眠りに落ちるのと同じことで、眠りの中で眠りに落ちそうになったのである。 

 

そこで目が覚めた。 
睡眠中に見ている夢の中で睡魔に襲われるとは、どれだけ眠かったのか、ということだ。 

寝ても寝ても、もっと寝たいほど眠かったのだろうか。その時の睡眠状態ではもの足りないくらい眠かったのだろうか。 

 

夢はレム睡眠時に見ると言われる。
最近ではノンレム睡眠時でも夢を見ることが分かってきたようだが、浅い睡眠がレム睡眠で、深い睡眠がノンレム睡眠であるという理解で、今のところは間違いないようである。
 

 

それを前提に、この夢を見たわけを考えてみる。 
「眠くなる夢」を見たのはレム睡眠時であったので、眠りが浅いため、もっと深いノンレム睡眠を私の脳が欲した結果だったのかもしれない。 

 

「眠いんだから、さっさとレム睡眠を止めて、ノンレム睡眠に入れよ」と、脳が命じたのではないか。 
いったい誰に、いや何に、脳はそう命じたのか? 
脳は脳自身に命じたのか。 

それとも、私の脳を支配する何か人知の及ばない不可思議なモノに対して命じた、いや願ったのだろうか。 

 

いや、でもね、
その後すぐに目が覚めて、すっかり眠気もなくなり、すんなり起床したので、本当は眠くなかったのかもしれないんだよね、実際のところ。

しかし、それなら、どうして眠い夢をみたのだろうか……