都々逸と作詩

都々逸の学びと創作を中心に作詩関連や雑記、散歩写真など。

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薄情け(都々逸の創作)

危険な香りに
躊躇うような
うすい情けじゃ
恋じゃなし

 

キケンナ カオリニ
タメラウ ヨーナ
薄い ナサケジャ
濃いジャナシ

濡れていく(都々逸の創作)

濡れて行くのは
まだまだ早い
つゆの始めも
来ぬうちに

 

ヌレテ イクノワ
マダマダ ハヤイ
ツユノ ハジメ
コヌウチニ

何度もいきたい女(都々逸の創作)

すぐに何度も
いきたい女
余韻に浸るも
旅なのに

 

スグニ ナンドモ
イキタイ オンナ
ヨイン ヒタルモ
タビナノニ

人生は夢の如し(都々逸の創作)

人生は
夢の如しと
説いてる方の
寝惚け眼は
そのせいか

 

ジンセーワ
ユメノ ゴトシト
トイテル カタノ
ネボケ マナコワ
ソノセーカ

正義の味方(都々逸の創作)

戦争は
あちらの正義と
こちらの正義
いつも正義が
引き起こす

 

センソーワ
アチラノ セイギト
コチラノ セイギ
イツモ セイギガ
ヒキオコス

今週のお題「復活してほしいもの」(都々逸の創作)

今週のお題「復活してほしいもの」

 

一度果てても
復活してと
すぐにねだられ
しょげている

 

イチド ハテテモ
フッカツ シテト
スグニ ネダラレ
ショゲテイル

 

 

「ねだる」を漢字で書くと「強請る」になるようだ。これは「ゆする」とまったく同じ漢字である。

強請る(ゆする)

「ねだる」と「ゆする」が同じ漢字というのは変だと思う。意味がかなり違うのではないかと。

 

しかし、よくよく考えてみると、「おねだり」と「ゆすり」は、その断りにくさと、悪質性において似たようなものである。
上記の都々逸のような「おねだり」に限定ではなく、すべての「おねだり」は本質的に「ゆすり」と同じと考えれば、世の様々な不可解が腑に落ちる。

おねだりしてくる相手は、自分の子であったり孫、配偶者などの家族の場合もあろう。また恋人の場合もあるし、愛人・不倫相手は言わずもがな。今までに色々と「おねだり」された経験がある人なら同意していただけるのではないだろうか。

 

おねだりの
タチの悪さは
強請りに同じ
弱みにつけこむ
ずるいやつ

オネダリノ
タチノ ワルサワ
ユスリニ オナジ
ヨワミニ ツケコム
ズルイヤツ


おねだりの
質の悪さは
ゆすりと同じ
字に書きゃ同じ
強請りです

オネダリノ
タチノ ワルサワ
ユスリト オナジ
ジニカキャ オンナジ
ユスリデス