都々逸と作詩

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『演歌の明治大正史』(雑記)

『演歌の明治大正史』という本の表紙

演歌の明治大正史

アマゾンで『演歌の明治大正史』という本を買った。正確に記せば、アマゾンを通して古書店から古本で買った。

ここに言う演歌とは演説の歌、いわゆる演説歌をルーツとする歌のことである。以前から私は興味があり限られた範囲ではあるがよく聴き、よく親しんできた。ただ詳しい成り立ちや変遷は知らない。そこで勉強のためにこの本を購入したわけである。

私はそうした歌のことを総称して「明治大正演歌」と呼んでいるが、正しい呼び方かどうかもわからない。明治演歌、大正演歌と区別して呼ばれる場合もあるし、一緒くたに壮士節や書生節と呼ばれることもあるが、厳密にはそれぞれ別のジャンルに区別するようでもある。

そうしたことも、この本を読めば明らかになるであろう。楽しみだ。

目次の冒頭を載せておこう。

『演歌の明治大正史』目次

奥付から著者等について抜書きもしておく。

書名:添田唖蝉坊・知道著作集4『演歌の明治大正史』

著者:添田知道

昭和五十七年十一月三十日初版発行

発行所:株式会社 刀水書房

 

ただ少し気になることもあった。この本は文教大学の図書館が所蔵していたもののようだ。

『演歌の明治大正史』背表紙

図書館の所蔵図書のナンバリングのシールが貼られている。

少し気になるというのは「図書館からの盗品ではないだろうか」との疑いである。まさかとは思うが、シールが貼ってあるので気になった。もっとも、シールを剥がすとかえって見苦しい状態になる恐れもある。それで貼りっぱなしで売るのが当たり前なのかもしれない。

『演歌の明治大正史』裏表紙